「白昼夢の青写真」感想・口コミ評判!Laplacian作品の裏情報

 

「白昼夢の青写真」
感想・口コミ評判
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2020年9月25日に発売された美少女ゲーム「白昼夢の青写真」です。

Laplacian、ブランドの第四作品目です。

最初から最後まで飽きることなくプレイ出来ました。

集大成とでもいうべき作品であり、Laplacianが過去作の舞台や設定を流用しながら新たな物語を作り上げるという意欲作。

更に言えば、一作品目も二作品目も三作品目も延期しているので、常連オブ常連なメーカーである。

 基本的にはSFテイストな作品を出しているメーカーでこれまでの作品では積極的な広報や童貞弄り、エゴサの鬼などなど話題には事欠かないメーカーである。

 一方で、作品に関しては今一歩足りないところがある体験版までは面白いなどなど傑作にはやや届かないといったイメージである。

CASE1~3、CASE0のメインヒロインもCVを神代岬さんに設定しているのも興味深いし、個性的なのがこの作品の特徴の一つです。

さらにCASE1~3の各々が独立したストーリーを展開していながらCASE0に集約させる構成力が素晴らしいです。

また、巧みにそれらを活かしながら物語を結論付けるのが凄かった。

 そんな中で発表された『白昼夢の青写真』はメインヒロイン一人の一本道の異色作である。

シナリオ構成についても主人公『海斗』とメインヒロイン『世凪』が見る夢という形でCASE-1~3という別の世界の物語を読み進めていくという形だ。
今回は、シナリオ構造を踏まえつつ作品について語りたいと思う。

■CASE1~3の感想

 CASE1は有島芳を主人公とした話で、非常勤講師として平凡な日々を過ごす傍らで波多野凛と出会うという物語。
嘗ては作家を志していた有島もいつしか筆を折り、妻との冷え切った関係の中で怠惰に過ごす日々を繰り返していたという所でしょうか。

波多野秋房の娘である凛と出会うことで物語が動き始め、有島自身にも大きく影響し始めていくというのがCASE1の主な概要です。

波多野秋房に改めて触れることで秋房自身の生き様に共感し、次第にのめり込んでいく有島の姿と、有島と触れ合うことで次第に有島に惹かれ始めていく凛の姿が対照的でした。

有島にとって秋房は今でも憧れの対象であり共感するほどに生き様が似ているけれど、最後の最後で秋房と違う道を選択した所が彼の弱さを表すとともに凛の存在の大きさを示していました。

一方で、凛にとって秋房は自分の存在を只管疎んでいた父という認識しか無く、家族としての愛情すらまともに感じることのないまま天涯孤独の身になってしまったという所なのでしょう。

だからこそ、初めて愛情をまともに向けられる存在である有島は凛にしてみれば安心できる対象であり、心を許せる人でも有ったということです。

コミカルな要素もある程度入れられていたCASE2や3と違い、最初から最後までほぼシリアス一辺倒だったのが他との一番大きな違いでしょうか。

これは世凪が自分の過去と向き合う形で書き上げたのが一番大きく影響していると言えるでしょう。

母に見捨てられ、父には自分の存在すらも認識されないという孤独感を植え続けられた嘗ての自分を投影したのが波多野凛。
自分の境遇とも照らし合わせ、波多野凛という人物に置き換えることで自らの記憶自体を物語に落とし込んだのがCASE1という事でしょう。

 CASE2はウィリアム・シェイクスピアを主人公とした話で、オリヴィアに見請けられて奴隷となる一方で劇作家として頭角を現していく物語。

常連ばかりが集う場末の酒場を父と共に切り盛りする一方、空いた時間で脚本を書き続けていたシェイクスピア。

強盗未遂の罪で捕まってしまい、死罪になりそうな所を救ったのがオリヴィアですが、ここからシェイクスピアが頭角を現し始めていくんです。

グローヴ座専属の劇作家として務める傍ら、役者としても表舞台にたってオリヴィアや他の劇団員とも面識を深めていくというのがCASE2の概要です。

 CASE3は飴井カンナを主人公とした話で、母の後釜として写真家になろうとするカンナが桃ノ内すももと出会うことで人間的にも成長していく物語。

碌に学校にも通わず、母が目指していた道を自らも辿ろうとするカンナの元にすももが訪れる事で大きく物語が動いていくんですが、物語として一番面白かったのがこのCASE3です。

■絵柄・エロ度・音楽など

 絵について、Laplacianでいつも活躍している、霜降さん、ぺれっとさん。

今回も手抜きのない素晴らしい絵柄と塗りの融合性が凄いです。

特にメインヒロインは、世凪を含めてどれもキャラクターデザインがかなり良かったです。

パッケージにもなっている最後のタイトル画面は見るだけでも幻想的です。

作中で使われるCGだと海斗と出雲以外人が居ない寂しい光景なんですが、パッケージやタイトル画面だと幼い頃の思い出を映し出す形になっている構造も上手いです。

エロシーンに関しては、世凪、凛、オリヴィア、すもものメインヒロインが大部分を占めています。

各々4シーンでは、ものすごくエロくて満足度が半端ないです。

音楽に関しては、過去作からの流用も有ったものの全体を通して良い曲が多かったなという印象でした。

個人的にはCASE0で使われていたBGMが好きな曲ばかりでしたね。

また、ボーカル曲も多くて品質も注目してみてください。

個人的にはCASE0のOPとEDが断然に大好きです。

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■キャラクター

波多野 凛(はたの りん)

CASE-1 ヒロイン
波多野 凛(はたの りん) CV:神代岬

柊英学園付属に通う文学少女。
小説家である父・波多野秋房との父子家庭で育った。その父もすでに他界。今は父の印税で生活している。
教室の隅で黙々と本を読んでいて、学業の成績はそれほど高くない。数学の試験などでわからない問題に悪戦苦闘している姿を想像すると、健気で可愛くてヌケる。
孤独な日々と読書体験が彼女の精神性を成長させたのか、その表情や立ち居振る舞いに妙に陰りがある。それが年上男性諸君の、止めようのない情欲をかき立てる。
本人に自覚があるかどうかは不明だが、恐らく確信犯なんだと私は思う。
同窓生のたわいもない卑猥な話題が聞こえたときは、黙殺するのでもなく、嫌悪感を示すのでもなく、凛はただ妖艶に微笑む。
それが同窓男子諸君の、止めようのない情欲をかき立てる。止めようのない情欲をかき立てる系のヒロイン。

有島 芳(ありしま かおる)

CASE-1 主人公
有島 芳(ありしま かおる)

柊英学園付属の非常勤講師。古文担当。四十五才、既婚者、非童貞。
伸びきったゴムのように弾力がない毎日を送っている。

オリヴィア・ベリー

CASE-2 ヒロイン
オリヴィア・ベリー CV:神代岬

テンブリッジの貴族。一族は落ち目であり、オリヴィアの政略結婚に一族の存続がかかっている。
演劇を愛していて、自身がパトロンとなっている一座の座長を男装して務めている。勝ち気で、男勝りで、酒に強い。
だがそんな性格も、女として舞台に立つことを奪われてしまった彼女が後天的に覚えた振る舞いであり、心の奥底にはしっかり乙女心を秘めている。
アーティストは性欲が強いという通説があるが、オリヴィアももちろん例外ではない。
プライドの高い彼女であるから、男として認めさせるのは一筋縄ではいかないが、
一度パートナーができようものならあっという間に恋愛至上主義になってしまい、会えない時間が長引くといじけ始めてしまう。
「かまってほしい」その一言がオリヴィアには言えず、むしろ高圧的な態度に出てしまったりする。

ウィリアム・シェイクスピア

CASE-2 主人公
ウィリアム・シェイクスピア

盲目の父と二人で酒場を営んでいる青年。童貞。
作れる料理はスープとジャガイモの蒸かしのみだが、常連客に愛されている。
完全記憶の持ち主で、酒場を訪れる旅人、商人、芸者の話を全て覚えている。
儲かっていない店のために、テンブリッジの劇団に脚本を売ったことが数回あり、評判は上々だった。

桃ノ内 すもも(もものうち すもも)

CASE-3 ヒロイン
桃ノ内 すもも(もものうち すもも) CV:神代岬

鳴山公空学園付属の教育実習生。 物事を深く考えず、その場がよければそれでよし、という生き方をしている。
元カレは両手でギリギリ数えられる人数。少なくはないが多くもないと本人は思っている。
流されるままに教育実習を受け、主人公のクラスに配属された。プライドという概念が、すももの中にはそもそも存在しない。
直線的な競争社会の中に生きる我々メンズは、ことあるごとに他人と己を比べ、ときにライバルの足を引っぱり、小さな優劣に一喜一憂する。
そういうメンズの競争を、すももはポカンと見つめている。楽しければいいじゃん。そんなに一生懸命にならなくていいじゃん。楽しめばいいじゃん。
彼女は純粋にそう思っている。

飴井 カンナ(あめい かんな)

CASE-3 主人公
飴井 カンナ(あめい かんな)

鳴山公空学園付属の二年生。不登校児。
ガソリンエンジンを積んだ旧式のSUVが宝物。
父と顔を合わせたくないため、自宅のガレージで生活している。
生意気な童貞。

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